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chiken skin music

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 テックスメックスにハワイアン、
ワールドミュージックに新たな境地を見出した
ライクーダーの記念碑的一枚です。

<ワールドミュージック探求の始め>
 ライクーダーというとハワイアンやラテンと言ったワールドミュージックの紹介者としての側面がありますが、初めて本格的に取り組んだのが本作だと言えます。それもテックスメックスとハワイアンの二つを一つのアルバムにまとめ上げるという荒業を早くも成し遂げてしまっています。
 この後、沖縄からインド、アフリカ、キューバと渡り歩き、新しい音楽の創造に勤しむわけですが、現地に赴き、現地ミュージシャンと交流し音楽を教えてもらう、そして現地の楽器を習得するという手法が既に確率されているように思えます。ハワイアンセッションではギャビーパヒヌイから学んだスラックキーギターを弾き、テックスメックスのフラーコヒメネスから習ったアコーディオンは冒頭曲で披露しています。このあたり、単なるビジネスとしての参加ではなく、温かい交流の成果がアルバムに表れているのがライクーダーの特徴だと思います。

<アルバムの統一性>
 テックスメックスとハワイアン、それぞれ別のセッションでの曲を一枚のアルバムに詰め込んでいますが、驚くほど違和感無くまとまっています。ライクーダー自身がそれぞれの音楽を吸収し、自分のものにしていたからに他ならないのでしょうが、フラーコもギャビーも参加していない、ライクーダーサイドのみで演奏された数曲に学んだ音楽の影響がでていることも秘密の一つだと思います。特に3曲目の「いつも優しく」は古いアメリカの曲ですが、ソロの部分には、ギャビーから聞いたハワイアンゴスペル「kanaka wai wai」のメロディが出てきます、ハワイから帰った後でアレンジを思いついたのでしょうか、覚えたての曲を盛り込んだハワイアンアレンジはきっとライクーダーも大満足の出来栄えなのでしょう。

 ただの音楽の詰め合わせ、ではありません。
新たな出会いのドキュメント、驚きや感動が詰まった、
正に「鳥肌モノの音楽」なのです。

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