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giant step

taj mahal   
Giant Steps/De Old Folks at...
渋みを増すヴォーカルにジェシのギター、
懐かしさを感じさせるような
温かいカントリーブルースに癒されます

<初期の三部作完結>
 三作目にして既に円熟に向かい始めたかのような、落ち着いた雰囲気でアルバムは幕を開けます。
タジマハールのバンドでキャリアを始めたジェシデイヴィスのギターですが、曲の流れに沿った流れるようなフレージングはそのまま、今作ではトーンも少し落 ち着いたような感じで、目立たないながらも洗練された演奏になっています。
 ジェシはタジマハールのことを師と仰ぎ、後に敬意と感謝を述べていますが、実際アルバム全編に参加したのは初期の3作のみ、今作がラストとなります。後 にジェシが最高のアレンジでカバー、タジ・マハール自身の何度も再演するファーザー・オン・ダウン・ロードの初演も収められています。
 一枚一枚、アルバムを作るごとに一段と深みを増し続けるバンド、タジマハールにもジェシにとっても、学ぶことの多い、充実した時期だったのではないで しょうか、ジェシと別れたタジマハールはこの後少しづつワールドミュージックへと向かい始めます。
 ただ落ち着いただけではない、このアルバムが懐かしさすら感じさせてくれるのは、別れと新たな旅立ちを予感させる二人の心情が反映されているのでは、な どと深読みしたくなります。

<DE OLE FOLKS AT HOME>
 このアルバムは二枚組になっていて、この二枚目には「デ・オール・フォークス・アット・ホーム」というタイトルがついています、こちらはバンドではなく ソロで、戦前の雰囲気を醸し出す古いブルースを弾き語ってくれます。後のリサイクリングブルースに通じるような内容ですがタジマハールの弾き語りの腕前は 相当なものです。
この後、ワールドミュージックを取り入れるまで3年程ありますが、新たな方向を模索する中で自身のルーツや、ワールドミュージックとしてのブルースを見つ めなおすような時期でもあったのだと思います。淡々としつつも、古き良き時代を思わせる、味わい深い演奏です。
 
 ジャイアント・ステップとデ・オール・フォークス・アット・ホーム
興味深いカップリングの一枚です。


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