left
top>los lobos>ピストルと心

ピストルと心

los lobos  
La Pistola Y El Corazon
まだ若いロス・ロボスが心を込めて作り上げた
初期の傑作メキシカンアルバム

自らのルーツへの愛情と敬意に満ちた入魂の一枚です

<ルーツ探求の旅>
 このアルバムの発表される前年、ロスロボスは映画ラ・バンバのサントラを成功させ、一気に知名度を上げました、この「ピストルと心」はそんなヒット作の次には全く相応しくないアルバムかもしれません。
 メキシコにも色々なスタイルの音楽がありますが、このアルバムで演奏されているのはメキシコ北部のノルテーニョと言われるスタイルで(ライ・クー ダーと共演しているアコーディオンプレイヤーのフラーコヒメネスという人がいますが、彼のソロアルバムが似たような雰囲気です)本当にエレクトリックギターもベースもドラムも無い、純メキシコ音楽です。その探求の真剣さが伝わってきます。
ロスロボスはこのアルバムを作るに当たり、メキシコの曲を探求し、伝統楽器を探すことから始めたそうです。それらの楽器がどんな曲に合うか一つ一つ学んだ、とライナーでメンバーが語っています。

<溢れる敬意と愛情>
 このアルバムはロスロボスのキャリアの中でも異色かつ重要作だと言えます。もとより、彼らはいつもメキシカンルーツを感じさせるアルバムを作り続けてきましたが、これほどメキシコ全開のアルバムは後にも先にもありません。練習の成果がでていて、メキシコの伝統音楽を一生懸命に演奏する様子が伝わってきます。そんな中ラストのオリジナル曲「ピストルと心」の歌詞と演奏は、たどたどしくも、メキシコ音楽のやり方でありったけの愛情を表現しようとしているかのようで、他のどの曲よりも心に訴えてきます。
 このアルバムに溢れるロスロボス自身のメキシカンルーツへの愛情を考えるとこれがキャリアのかなり初期のものというのが信じられなくなります。

<ロスロボスが好きな人へおすすめ>
 ロックな曲は一切入っていません。徹底的にメキシカンルーツミュージックです。素朴な味わいで 心のこもった感動作なのです。もしあなたが既にロスロボスの他のアルバムを聞いて気に入っているのなら、是非このアルバムをおすすめします。派手さはないですが、これを聞くとロスロボスの他のアルバムが一段と良く聞こえてくる。そんな一枚です。
これが好きならオススメ!
bookmark2
<