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mumutaz mahal

 taj mahal  V.M. bhatt & N. ravikiran   
ムムターズ・マハール
インド音楽とブルースの融合
モハンヴィーナ奏者ヴィシュワ モハンバットとの共作

 しなやかで力強い、ブルースフィーリングに
あふれた仕上がりです

<アプローチの違い>
 どうしてもライクーダーのミーティング・バイ・ザ・リバーと比べてしまいます。同じバンドから出発したライ・クーダーとタジ・マハール、90年代は同じ国に赴いて同じ人と共演するということがこれ以外にもありました。
 今回のインド音楽、モハンバットとの共演でライの方は、インストというのもありますがジャズセッションのようなアルバムでした。タジの本作は歌モノがメインで、同じセッションでも演奏者の距離がもっと近いような雰囲気です。どちらにも共通しているのはお互いに対する敬意と風景を感じさせる演奏だと思います。

<ブルースフィーリング>
 インド音楽というとインドのスケールを取り入れたギターやロックなど、インド風味を取り入れたくらいの取り組み方が多いと思いますが、このアルバムではブルースとインド音楽が全く対等に渡り合っています。
それでもブルースだと言えるのは、タジのヴォーカルと選曲でしょう。
言わずと知れたカモン・イン・マイ・キッチンやスタンド・バイ・ミー等、コンパクトな曲を取り上げていて、しかもタジが引っ張る形になっているので、強烈なブルースを感じさせるのです。
 ブルースの選曲といっても幅は広く、ロバート・ジョンソンやベンEキング、メアリー・ドント・ユー・ウィープは古い黒人霊歌、ジョニー・トゥ-・バッドはレゲエです。タジの守備範囲の多彩さは、ブルースをひとつのワールドミュージックとして紹介し、他ジャンルとのふれあいから新しい音楽を生み出すという感動的なテーマに寄与しているのでは、と思います。

 ここでタジが演奏しているスタイルはギター一本で弾き語られる古いカントリーブルースです。ギターがしっかりベースを出して引っ張り、それにインド組二人が彩りを添える、互いの顔を見合って会話するように、それぞれが紡ぎだす音がゆったりとした音風景を織り成していきます。


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