left
top>van dyke parks>orange crate art

orange crate art

brian willson & van dyke parks   

二人の友情が生み出した感動作
古き良き時代に思いを馳せながら、
ゆっくりと、優しい気持ちにさせてくれます

<ブライアンウィルソンとの再開>
 ブライアン・ウィルソンとヴァン・ダイク・パークスの共作というのは普通以上の困難を乗り越えての出来事でした。
 そもそもヴァンダイクとブライアンは20年以上前に、スマイルというアルバムを完成させられなかった苦い思い出があります。ブライアンはドラッグ依存から精神に不調をきたし、それ以来長らく活動もでき ない状態、少しづつ回復し活動を再開していたとはいえ、ヴァン・ダイクとの共演は特にやりにくいプロジェクトのはずだったと思います。
  そんな経緯の中、声をかけたのはヴァンダイクの方からだったようです。このアルバムは共作となってはいるものの、実質ヴァン・ダイク・パークスのアルバムです。レコーディングに2年、ブライアンの体調を考慮してゆっくり、時間をかけて録音は進められたようです。アルバム一枚の制作期間としては長いのかもしれませんが、二人の歩んできた道を考えると当然必要な時間だったのかもしれません。このアルバム全体に漂う優しさや懐かしさはそんな ヴァン・ダイクの心からの気遣い、そしてそれに応えるブライアンの一生懸命さ、そんなところからも出ているのかもしれません。

<心温まる歌詞とアレンジ>
 全編に渡り古き良きアメリカ、それも、のどかな西海岸の情景を歌う歌詞が多く、懐かしさを感じさせる内容になっています。国は違えど望郷の念というのは万人に共通するものなのだと思いますが、それを音楽で表現し尽くせるのがヴァン・ダイク・パークスの実力なんだと思います。そういえばスマイ ルにも作詞家としての参加でした。
時には歌詞カードを片手にじっくり聴き入りたい、そんなアルバムです。
 音の方はヴァン・ダイク得意のフルオーケストラでのアレンジと小規模のバンドアレンジの2種類ですが、どちらもブライアンの多重録音コーラスがメインに出ていて分厚いサウンドを作っています。絶妙に入るロバートグリニッジのスティールドラムがカリプソ風味を加えたり、ハーモニカが哀愁を誘ったり、美しい情景を描き切っています。

 仕事帰りの夕暮れ時に聞けば、じんわりと疲れがほぐされていくような
懐かしさと温かい気持ちになれるとっておきの一枚です。

これが好きならオススメ!
jump!
bookmark2