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taj mahal


<ワールドミュージックとしてのブルース>
 タジマハールは日本では今一つ知名度が低いようですが、ブルースマンの大御所として知られる人物です。しかしその音楽性はブルースにとどまらず、非常に 幅広い音楽性を持っています。なぜそのような音楽を作り出すことができたのでしょうか?タジマハールの音楽の特徴はどのようなものでしょうか?

<カントリーブルースからカリブ、そして円熟期へ>
 タジマハールは1942年生まれ、両親もミュージシャンで音楽的に豊かな環境で育ったようです、本人が言うには、父親が短波を受信できるラジオを持っていてそれで様々な国の音楽に親しんでいた、とのことです。
 ライクーダー等と組んだライジングサンズで短く活動した後の1968年以来40枚以上のアルバムを発表し続けています。ファーストの「タジマハール」こそ、肩に力の入った気真面目な感じの演奏ですが、どんどん温かくおおらかな音楽性に変化していきます。74年のモルーツでレゲエに接近してからはカリブの音楽に傾倒していき、数作の後に代表作として認知されているミュージック ファーヤを発表します。その後80年代に入るとあまりアルバムを発表しなくなりますが、ニューヨークラテン・ジャズシーンのキップ・ハンラハン率いるコンジュアへの興味深い参加がありました。その後90年代に入ると再び活動が活発になっていきます。聴きどころは90年代後半に入ダンシングブルースからの三部作、誰の耳にも聞きやすいコンテンポラリーなブルースアルバムを発表します。その三作目セニョールブルースではグラミーも受賞しました。一方98年にハワイアンのアルバムを発表、計2作発表 しますが、ルーツ方面のアルバムも忘れていません。このころからコンテンポラリーブルースとルーツミュージックという2方向の作品で活動を続けているようですが円熟期に入りハズレの無い高品質はアルバムを発表し続けてくれていま す。まだまだ元気なようでこれからも素晴らしい音楽を私たちに届けてくれるでしょう。

タジの音楽を聴いていて思うのは、どのアルバムでもどこか明るい、のどかな雰囲気を保っていることです。
 音楽的には研究肌で、様々なジャンルを消化していますが、黒人としての血がそうさせるのか、堅苦しい感じが全然ありません。この両極のバランスをうまく保っているところがタジマハールの個性だと思います。

ライクーダー等、ルーツミュージック好きの方に特に聞いて欲しいと思います。
最初に聞くなら
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